この度、中国雲南省の最高峰・梅里雪山(6,740m)を中心とする「雲南・チベット地域」の総合的な研究を進めることを目的に、「雲南懇話会」(Yunnan Forum)を発足させることに致しました。
具体的な活動としては、雲南・チベット地域に興味・関心を持つ人々が集い、相互に知的好奇心を刺激しあいながら様々な情報を交換し、自己そして相互の研鑚・研究に励もうとするもので、自然科学・社会科学を問わず、様々な分野で交流を進めてみたいと思います。
この為、対象となる地域は、雲南省とチベット自治区(梅里雪山の東西の地域)を中心としてその周辺地域、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナム、タイ、ブータン、インド、パキスタン、四川省、青海省、新疆ウイグル自治区、モンゴル等などに及びます。地形、地質、気象、森林生態、動植物あるいは少数民族の歴史と文化を辿ろうとするだけでも、このような地域を視野に入れる必要に迫られます。
「懇話会」は原則として年に1回、現地の「Field Work」 を年に1〜2回程度開催したいと思いますが、制約はありません。参加される方々の熱意と推進力次第で開催頻度も増えることにもなりましょう。
「第1回雲南懇話会」は、概要以下のとおり開催いたしますので、皆様お誘い合わせの上ご参集ください。
なお、本会は(社)京都大学学士山岳会(略称AACK)関東会(関東支部)の後援を得て行われます。
記
一. 日 時; 2005年3月26日(土)、13時30分〜19時30分
二. 場 所; 東京神田、学士会館(320号室)。地下鉄「半蔵門線」「都営新宿線」神保町駅下車、A9出口徒歩1分
三. 懇話会費用;学生・院生、1,000円。一般2,000円。AACK & 笹ヶ峰会員 5,000円。茶話会費用;一律 3,000円。
四. 懇話会の内容(13時;受付開始、13時20分;連絡事項等説明。 講師&演題とも変更になる可能性があります。
1「開会の挨拶」 松浦祥次郎 (AACK 会員)
2「雲南への道(青海省から雲南へ)」 田中昌二郎 (同会員)
3「聖山(梅里雪山)の麓の暮し」 小林 尚礼 (同会員)
4「雲南の山の植物」 並河 治 (同会員)
5「”山を考える”−今、考えること−(仮題)」 本多 勝一 (同会員)
6「ラオスの林業事情、山岳民族など」 渋谷 幸弘 (国際協力機構―JICA―)
7「雲南の学術調査−地学的視点から−」 安仁屋政武 (AACK 会員)
8「総括的懇談・意見交換」&「茶話会」 司会・進行;前田栄三(同会員)、宮坂実(同会員)他
五. 第1回「Field work」の予定
1 時期;本年4月or5月 2 期 間;約10日〜14日間(関空発着ベース)
3 費用;約31万円〜35万円(日本国内旅費交通費を除きます。)
六. 懇話会の組織
代 表; 安仁屋政武(筑波大学) 代表代行; 出雲路敬明、吉越 亘、幸島司郎
幹 事; 前田栄三、芝田正樹、宮坂 実、小林尚礼
発 起 人;松浦祥次郎、沖津文雄、谷口 朗、野村高史、伊藤寿男、安仁屋政武、泉谷洋光、前田栄三、渡辺良男、出雲路敬明、芝田正樹、吉越 亘、甲斐邦男、山岸久雄、岩脇康一、幸島司郎、佐治与志也、宮坂 実、東 卓夫
七. 参加申込み方法;メール( maeda@you.ne.jp )又はFAX(047-309-8330)にて代表幹事・前田まで。 以上