○メンバー:高尾(AACK)、高野(慶応 岳朋会OB)、睦好(AACK)
○時間記録
5月21日
720m片貝川南又谷発電所8:10−標高950m(シール登高開始)9:30−2200コル12:30−猫又山13:30〜13:50−スキーデポ地点14:00(滑降開始)− 標高1030(滑降終了)15:00−720m南又谷発電所16:00
5月22日
阿部木谷800m6:10−7:10(兼用靴に履き替え)標高1000m−2360mコル11:15−毛勝山11:30〜12:00(滑降開始・直登沢を滑る)−標高1000m、12:50−(林道の残雪をつなぎながらさらに滑る)−阿部木谷800m13:30(車に戻る)
○報告
ここんとこ週末も仕事で忙殺され、たまたま週末に時間ができそうなので、独りで富士山でも滑りに行こうかと思ってたところで、高尾マッコ−氏からお誘いがあり便乗することにした。
5月21日 快晴
東京から片貝川南又谷発電所まで、安房トンネル経由で実質6時間。意外と近い。車は南又発電所まで。さらに林道終点付近まで小一時間ほど歩き谷におりる。すでに雪渓状になりかかった残雪をひたすら高度を稼ぐ。マッコ−氏のシール登高は、直登主義で、同じトレースを辿るのは難しい。ツボ足だと滑降で必要な腿の筋肉をシール登高よりも余計に疲労させてしまうらしい。
コルに出ると、剣岳、早月、小窓、赤谷などの各尾根、後立山、マッコ−氏が連休に敗退した五竜南面が見える。コルからしばらくの稜線上は雪がつながってなく、適当なところにスキーをデポしたが頂上近くは雪が豊富で、頂上滑降主義のマッコ−氏は非常に悔しそうであった。山頂で景色を堪能しスキーデポ地点から滑降開始。下部は雪面凹凸が激しく腿にくる。1時間ほどで登りだし地点に戻る。
片貝山荘に泊まる( http://202.213.120.10/project/6060/219/219_8.html )
5月22日 曇りのち小雨
定刻に起きるも、車で誤って東又谷に入ってしまい時間をロス。予想よりも早く悪天がきそうなので憂鬱だ。阿部木谷850m付近に車を留める。1025mの堰堤よりシールをつける。猫又谷より落石とデブリが多く滑りにくそう。カッコウがさえずる谷をひたすら登る。コルにつく頃に、ちょうど横なぐりの雨に遭遇する。山頂でビールで乾杯。滑降は、マッコ−氏が予め目星をつけておいた高尾・睦好は、直登沢から降りることにする。高野氏は、コルにスキーをデポしたため、途中で合流することにする。天気もやや持ち直したきた。直登沢は、急斜面で、マッコ−氏は、かっとんでいった。私は2回ほどターンしたところで足がすくんでしまった。気を取り直して降りていくが2回まわると息が切れてしまう。ビール口にするんじゃなかったぁと一寸後悔。なんとか追いつき、下からつぶさに観察していたマッコ−氏から、ターンについてちょっとレッスンしていただき、なんだか軽く回れるようになった気がする。ときおり小石の上を滑りガリガリいわせながら、頂上から約50分で登りだし地点まで滑降できた。
(睦好)
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