秋恒例の山行として毎年岡山の山に登り続けて10年。今年からは本格的に兵庫の山へ転進、会の名称も新たに“OKYAN”として去る10月27〜28日の開催となった。挑んだ山は、兵庫県西部、揖保川の源流で鳥取県境にも近い藤無山1,130m。東は関東、西は九州から参加したメンバーは総勢25名、秋の好天に恵まれ全員無事登頂を果たす事が出来た。以下はその報告である。
第一日目27日、JR山陽線網干駅に集合したのが午前10時半。現地のお世話になるバスに乗り込んで出発、足馴しの目的地である砥峰高原に向かった。バス内ではさっそく、赤穂在住でこの地域を絶えず歩いている川崎アワモリ氏から、明日登る藤無山の山名由来を始めとしてこの地域に伝わるお話の講話があり、それに続く質問などで話がはずんだ。何時もながら同氏の博識には感心する。道の駅「播磨いちのみや」で一時休憩、暫く地道を走り愈々山に入る。
砥峰高原着が12時50分、バスは我々を残して帰る。ここは関西でも数少ないすすき原の高原で戦前・戦中は馬の放牧地。折から大陸に向かう軍隊用の強い馬が飼育されたと聞く。生憎の小雨なので県営「とのみね自然交流館」に入って昼食。紅葉には少し早いが、すすき原をバックに全員写真撮影後、傘をさして周辺を個々に散策。14時過ぎから福知渓谷を目指して下りのウォーク1時間強でバスの出迎え地点に到着。雨は何時しか止んで明日の晴天に自信が持てる。16時過ぎには今夜の宿場、東山温泉フォレストステーション波賀に到着。
入浴や休憩で時間が経過、懇親会へ。斉藤Y氏の挨拶、中島ダンナ氏の乾杯を皮切りに、座が盛り上がった所で初の試みとして、今年トライされた海外トレッキングや旅行のお話が始まる。幹事の責任で次の3氏にお願いしアドヴエンチャラスな経験を拝聴した。ここに3氏に感謝申し上げたい。
奥村氏 南極クルーズ旅行(19年2月)
松浦氏 ラダック・ザンスカールトレッキング(19年8月)
平井・薮内氏 ウズベキスタン旅行(19年10月)
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翌28日は期待どおりの快晴。昨日と同じバスで8時半出発。藤無山登山口の若杉高原スキー場に到着後、登山開始が9時半。ここは小さいスキー場ながら温泉もあり,無雪期は人工芝スキーコースを使って最後は水溜りに飛び込むモッグルスキーの練習場になっている。最初の登りは荒れた車道でスキー場のリフト分の高度を稼いだ後、本来の山道を登る事2時間で藤無山 山頂着。折からの快晴で鳥取県境に連なる氷ノ山や鉢伏山の他、北方の山々の眺望が素晴らしい。又北方遥か彼方の雲に浮かぶ真っ白の峰が見え、あれは白山か少し南の奥美濃の山か、やはり雲なのか論議があったが結論は出なかった。
昼食後、例によって酒井オシメ氏の雄叫びによるヤッホー唱和と写真撮影を済ませ下山を急ぎ、登山口全員無事帰着が14時頃。
迎えのバスで宿場に戻り入浴、身だしなみを整えて出発まで暫しの間の宴会と懇談。再びバスに乗車、JR姫路駅で解散となった。
今年の参加者は、斉藤ワイ、中島ダンナ、寺本ショーチャン、平井ポコ、青野オンビキ夫妻、酒井オシメ、左右田ガンコ、松井サルタン、薮内ラショー、新井夫妻、奥村夫妻、川崎夫妻、*高村デルファー、川嶋オレッチ、*潮崎パイマン、高野ゴジラ、松浦コッテ、上尾、*井関、宝田ホーデン、野村オドの各氏。特に前日ウズベキスタン旅行から帰国したばかりの平井ポコ・薮内ラショー氏がお疲れにかかわらず参加。更にラショー氏は遠く米子まで帰宅の途中大阪で更に一泊しての参加、全員の話題の中心となった。
なお今年から新幹事体制として上記メンバーに*印を付す3氏が担当。又川崎氏にアドバイザーとして多大な協力をお願いした。
来年も同時期、同地域、同要領での山行を実施予定なので、今回ご参加の方は勿論、所用でご参加戴けなかった方、新たに参加後希望の方の参加をお誘い致します。
平成19年12月潮崎 記
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