ノシャック初登頂五十周年記念会
AACKノシャック遠征隊が1960年8月、初登頂を果たしてからことしで五〇年を迎える。そこで当会有志22名があつまり、8月11日京都の朝日ビヤホールで初登頂記念会が催された。上田豊会長の挨拶、斎藤淳生氏の音頭で乾杯のあと、広瀬幸治、酒井敏明、岩坪五郎各隊員の話に華が咲いた。五〇年たって明かされた裏話や、ポーランド隊から分けてもらったブタンバーナーのお礼に添付した「ショパンの国から来た同志へ、サクラ咲く国からきた二人のボーイズより」という粋な手紙の自画自賛などにぎやかなひと時であった。この9月には、同時に登頂をめざしたポーランド遠征隊の存命隊員との交流が再現して、登頂隊員の酒井、岩坪氏を中心とした15名の交流団がポーランドを訪問することになった。ひとつの遠征の縁を50年たっても持ち続けることが出来る当会の奥の深さがあらわれていよう。この訪問記は次回に掲載する予定。
前田司