北ア双六岳周辺山スキー
新穂高温泉から双六岳東麓2100mにベースを置いて連休のの山スキーを楽しんできました。
メンバーは、僕が所属している銀座山の会の面々、男4人、女3人、40代〜50代の中年登山隊です。
簡単に報告します。
5/3 晴れ
8:00新穂高温泉発-10:00ワサビ平-11:40秩父沢出合-13:00大ノマ乗越分岐-14:30鏡平
前夜東京発、2時間程度の仮眠で重荷を担いで歩き始める。1時間半の林道歩きはスキーの重さが堪える。
気温は低めだが上空は青空が広がり、蒲田川左俣をシールで登る。辛い。徐々に傾斜が緩み、鏡平到着。
槍穂高の眺望が素晴らしい。ここに立つのは1回生の3月以来23年ぶりだ。槍ヶ岳のアベントロートが美しい。
蒲田川左俣谷 | 鏡平から槍ヶ岳 |
鏡平から穂高 |
5/4晴れ時々曇り
6:40鏡平発-8:00弓折岳-9:20双六池-10:30双六岳2811m-11:50樅沢へ滑降-12:25弥助沢出合BC
天気はまずまずだが、やはり寒気が入り寒い。雪面が硬いのでスキーを担ぎアイゼンで出発。
双六池からシールに履き替え、2811mまで空身往復。再び重荷を背負って双六岳東面をトラバース。
樅沢から滑降開始。雪質はまずまずだが重荷でのスキーで腿はパンパンに。
BCは三俣山荘から落ちる弥助沢の出合台地。水が取れ、快適なBCである。釣り糸を垂れるが反応なし。
僅かだが水は硫黄の香りがする。イワナはいないのかも・・・
弓折岳への登り | 双六岳から樅沢状部滑降 |
5/5晴れ
6:10BC発-8:00三俣山荘-8:30祖父岳南面黒部源流-10:45祖父岳-11:30北面カール岩苔小谷出合
-13:10岩苔乗越-14:20三俣山荘-14:50弥助沢出合BC
朝からすっきり晴れ、弥助沢をシール登行で三俣山荘へ。ここから黒部源流へ快適に一滑り。
23年ぶりの真白な黒部源流だ。祖父岳へはクトーを効かせて登る。
祖父岳では北ア最深部の360°大パノラマを楽しむ。ゆっくり休んで北面カールへドロップイン。
あっという間の滑りだが満足して岩苔乗越へ。ここから黒部源流の最上部を滑降。
三俣山荘への登り返しもサクサク進む。最後は弥助沢を一気に下ってBCへ。充実の一日であった。
BC出発 | 弥助沢にて |
三俣山荘前 | 黒部源流へ滑り込み |
祖父岳頂上にて | 祖父岳北面カール |
祖父岳北面カール | 祖父岳北面カール |
弥助沢滑降 |
5/6晴れのち曇り
6:20BC発-9:00双六岳-9:30双六谷2550m-11:20大ノマ乗越-12:25奥丸山分岐の橋-14:15新穂高温泉
今日まで天気は持ってくれた。樅沢をひたすら登り返す。荷が減ったとは言え、辛い登りだ。
双六岳頂上付近は強風で、そそくさと滑降準備をして双六谷へドロップイン。デブリはあまりない。
槍を見ながら快適に飛ばす。一級の大斜面だ。大ノマ乗越へは照りつける太陽を睨みながら最後の登り。
大ノマ乗越から蒲田川左俣へ滑り込み重い雪に悩みながら今回の山行は終了。
ワサビ平でフキノトウ、新穂高でコゴミを採って帰路につく。
樅沢の登り | 双六岳から笠ヶ岳 |
双六岳頂上にて | 槍穂を見ながら双六谷滑降 |
双六谷 | 大ノマ乗越から穂高連峰 |
大ノマ乗越から槍ヶ岳 | 大ノマ乗越から奥穂、ジャンダルム、西穂 |
山田 和人